周りには立ち木がいっぱい、目の前には小川が流れる、
羨ましいほどの立地条件に建てさせていただきました。
高山の中でも雪の多い地域のため雪害対策で基礎を高くしてあります。
その結果、正面がすごい迫力です。
玄関両脇の柱は山師も唸るほどの捻っている杉です。
1万本に1本あるかないかの丸太だそうです。
玄関手前にはベンチを付けました。
冬に長靴を脱いだり、旦那様の喫煙場所だったり。
玄関ホールには槙の枝付き丸太を立てました。
カバンを掛けたり、帽子をかけたり、使い方を考えるだけで楽しいですね。
LDKはパイン羽目板を腰壁にして上を珪藻土塗りにしてあります。
消臭、調湿の効果があります。
あまりにも大きかった梁には飾りを彫りました。
薪ストーブはmorso1620
空気の調整が容易で、これ一台で家中が暖められるカロリーを出せます。
どうしてもやってみたかった曲がり木を組み合わせた手摺り。
大黒柱に巻き付くように。楽しい仕事をさせてもらいました。
小上がりの畳コーナーには引き出し収納をつけ、框も躯体の刻みで出た端材を90mmに挽いたものを使用。
キッチンに必ず付く換気扇は壁に埋め込むタイプのものを選びました。
リズム良く飛ぶ丸太の梁を邪魔せず、すっきりとした印象になります。
吹抜け部の手摺りも桧で。